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ワイルド・ウエスト・希望の史実をあたってみる

今回のショウは、色々と史実が元ネタになっているので、ちょっとそれをあたってみました。

●ワイルド・ウエスト・ショウ
ワイルドウエストというのは西部をあらわすのによく使われる表記です。
映画「ワイルド・ワイルド・ウエスト(1999)」、宝塚歌劇「the WILD Meets WILD」(2013)。ゲーム「ワイルドウエストガンズ」(2008)など、近年でも各方面で使われています。
ですが、今回の「ワイルド・ウエスト・希望」で一番、参考にしたのは、「ワイルド・ウエスト・ショウ」ではないかと思っています。
というのは、このショウは、自身がガンマンであったバッファロー・ビルが1863年に立ち上げたショウで、ビル・ヒコックやスー族の戦士シッティングブルなど、西部開拓時代の有名人も参加し、また女性ガンマンのアニー・オークレーを見出すなど人気を博していました。
これは、まさに今回の舞台そのものでは?と思うわけです。

●ビリー・ザ・キッド(1859-1891)
21人を殺し、21才でパッド・ギャレットに射殺された伝説的早打ち少年ガンマン。
身長は160cmに満たず、小柄な優男。
容姿からして、リカがやるのは当然ですね。
一時はカタギになりかけたのだが、雇い主が商売敵と諍いて殺されると復讐のために無法者に戻る。
「一人で生きてきた!」というのはビリーの生涯をあらわす言葉ですが、これはもちろんリカと重なるわけですね。
パッドに逮捕された後、脱獄に成功するも、なぜか(米司法の手がのびない)メキシコへは逃亡せずにニューメキシコに戻り、ここでパットに殺されるわけです。
これについては、女がいたからという説が有名ですね。
今回のショウでは、シスター・ダイアナがいたから戻ったとされているような気がしますね。

●ワイアット・アープ(1848ー1929)
OK牧場の決闘で有名なガンマン、保安官。
実はこの件は後を引き、その後も敵対した連中との抗争が続き、さらには保安官同士の抗争にまで発展。相手のリーダ格は殺害するも、復讐をおそれ、アープはコロラドへ逃走するという顛末に。
ただ、西部開拓時代を生き残ったので、ジョン・フォードと親交をもって西部劇映画に影響を与えたそうです。
保安官なので、法律を守ることを求めるサジータに役を与えるのは、ふさわしいですね。
劇中で言及されていたバントラインスペシャルは、コルトSAAの16インチ(40cm)という超長銃身のスペシャルモデルです。アープに贈呈されたと言われ、昔から日本でもモデルガン、エアガンが出ている人気モデルです。
舞台上ではM629かなにかで代用されていように見えました。
まあ、本当にバントラインスペシャルだったらガンアクションするのは無理でしょうから、仕方ないw
……ところで、サクラ大戦Vの時代に、まだ生きてるんですよ、この人w

●パット・ギャレット(1849-1908)
ビリー・ザ・キッドをしとめたガンマン。
ビリーの友人だったころもあるのに、銃の腕をみこまれ、キッドを逮捕するために保安官に任命されたという。
このあたりが、劇中で「正義か悪か」といわれた所以でしょう。
権力に尻尾をふっただけとも言われていますが……。
保安官引退後に、土地売買のトラブルで、背後から銃撃されて死亡。
劇中ではミステリアスなところが強調されているので、それで昴に役をはめたということになるのでしょう。

●アニー・オークレー(1860-1926)
女ガンマン。
元々、ジェミニの元ネタともいわれているので、そりゃ、ジェミニがぴったりですねw
早打ちかつ性格なガンマンぶりは、ワイルドウエストショーに同行していたシッティングブルも感嘆したというほど。
容姿にも恵まれたことから、日本でも放送されたテレビドラマ「アニーよ銃をとれ」の題材ともされた。
ちなみに、エジソンが撮影した彼女の早打ちの様子の映像も残っています。
これは、非常に近距離からの射撃(おそらく当時の機材の関係)ですが、実際には27mの距離からトランプ・カードを分断できたという腕前だそうです。
最後は交通事故により死去。

●ワイルド・ビル・ヒコック(1837-1876)
ロック・クリークの殺戮では、10人に襲撃されながらも全員を倒したというガンマン。
南北戦争にも参加した後は、保安官となり、伝説的な武勇伝を残している。
ただし、暴力的だったので、地元市民のうけはイマイチだったとか。
親友のビルのたちあげたワイルドウエストショーに参加。
しかし、目を悪くして、ショー引退後はガンマンを引退している。
最後は、売名目的の相手に背後から不意打ちをくらって即死。この時、ポーカーをしてた彼が手にもっていたのが、Aと8のツーペア。これがために、この役がデッドマンズハンドと呼ばれるようになり、サニーはショウ冒頭で、トランプを出していたわけですね。
大変な伊達男だったそうで、サニー向きですねw

●ジェロニモ(1829-1909)
ネイティブアメリカンであるアパッチ族の戦士。
メキシコ軍に家族全てを含む130人以上をだまし討でころされたため、メキシコ人への修正の復讐を誓った。
米墨両国への抵抗を続け、スー族とともに最後まで抵抗を続けたが、1886年に米へ投降。以後は虜囚として生涯を閉じる。
モンゴロイド系列にあるネイティブ・アメリカンですから、ダンディ(ではないんだけどw)が演じるというのは、納得ですね。

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