ちょっと妙な時系列が見えてくる
先日の「続・花咲く男たち」の千秋楽で、横山智佐さんが「新曲は3年前にレコーディングした」「去年の夏くらいから解禁になった」というようなことを発言されていました。
あれ?と思ったのが、当該の新曲を使ったパチスロが出たのは、去年だったからです。
じゃあ、その2年はどうなっていたの?と。
そんなわけで、ちょっと時系列をまとめてみました。
2013年9月 レッド・エンタテイメント、中国UltiZenグループから離脱
2014年8月 「サクラ大戦 紐育星組ショウ2014」[現在最後のサクラ大戦公式公演]
「サクラ大戦~百花繚乱夢物語」
2014年10月 「サクラ大戦トークライブ2014『It's a Voiceful World 秋の大感謝祭」
2014年12月 「サクラ大戦 紐育星組ショウ2014 ~お楽しみはこれからだ~」ライブCD[現在最後のサクラ大戦CD]
「サクラ大戦Revue In Media+2014『It’s a Voiceful World 冬の大感謝祭』」
レッド・エンタテイメント、オーイズミ(パチスロ機メーカー)の子会社化
「サクラ大戦アートフェスティバル2014」
2015年5月 「It’s a Voiceful World Talk Fes.2015」
「冴子・淑乃・章央 の トークショウ~巴里の楽屋 5~」
2015年7月 「It’s a Voiceful World Summer Party 2015」
2015年8月 「松原秀典原画展」~サクラ大戦20周年プレイベント~
2015年10月 「横山智佐のサクラ大戦・ハロウィンの新宿にさくら見参」
2015年11月 「It’s a Voiceful World Presents『巴里花組 Fan Meeting 2015』」
2015年12月 「サクラ大戦アートフェスティバル2015」
2016年2月 「サクラ大戦アートフェスティバル2015+」
「夢色キャスト」(セガ)と「サクラ大戦奏組」コラボ
2016年3月 「サクラ大戦~百花繚乱夢物語~」終了
2016年5月 「グランブルーファンタジー」(サイゲームス)と「サクラ大戦」コラボ
「トークショウ~巴里の楽屋 6~」
2016年6月 「It’s a Voiceful World Presents サクラ大戦トークライブ2016」
2016年8月 「チェインクロニクル」(セガ)と「サクラ大戦」コラボ
2016年9月 「サクラ大戦」LINEスタンプ
「横山智佐のサクラ大戦 20歳の誕生日会」
2016年11月 「剣と魔法のログレス」(マーベラス/エイミング)と「サクラ大戦」コラボ[著作権表記はSEGA、REDの併記]
It’s a Voiceful World Presents『巴里花組 Fan Meeting 2016』
2016年12月 「クルセイド」(バンダイ)に「サクラ大戦」第一弾
「サクラ大戦アートフェスティバル2016」
2017年2月 「スーパーロボット大戦X-Ω」(バンダイ/セガ)に「サクラ大戦」期間限定参戦[著作権表記がSEGAの単独]
2017年3月 「サクラ大戦アートフェスティバル2016+」
キャスト・トークショウ「紐育♪お散歩日和♪vol.1」
2017年5月 「パチスロサクラ大戦〜熱き血潮に〜」
サクラ大戦キャスト・トークショウ「巴里の楽屋7」
セガの中期経営計画「Road TO 2020」により休眠IPのリバイバルを宣言
2017年5月 サクラ大戦歌謡ショウより~「花咲く男たち」公演決定
「クルセイド」(バンダイ)に「サクラ大戦」第二弾
2017年7月 サクラ大戦歌謡ショウより~「花咲く男たち」
「ぷよぷよクエスト」(セガ)と「サクラ大戦」コラボ
2017年8月 キャスト・トークショウ「紐育♪お散歩日和♪vol.2」
「サクラ大戦アートフェスティバル in Summer」
2017年8月 「ナナリズム」(サミー)と「サクラ大戦シリーズ」コラボ
2017年9月 「オルタンシア・サーガ -蒼の騎士団-」(セガ)と「サクラ大戦」コラボ
2017年12月 キャスト・トークショウ「紐育♪お散歩日和♪vol.3」
「サクラ大戦アートフェスティバル2017」
2018年2月 「サクラ大戦歌謡ショウより~『続・花咲く男たち』
横山智佐さんが「3年前」と言われたのは大体、ということでしょうから、もしかすると、2014年の夏以前だったのでは?と推察します。
つまり、その頃は近くサミーでパチスロを出す予定だったのが、延期になり、しばらく新曲はお蔵入りになっていたのでは。
その理由として考えられるのが、2014年12月にサクラ大戦の版権をもっているレッドがオーイズミの子会社化したことです。
オーイズミはパチスロメーカーなので、ライバルであるサミーのパチスロ機に版権を下ろすでしょうか? ストップをかけたということも充分に考えられます。
そして、2016年11月まではセガとレッドの併記だったサクラ大戦の著作権表記は、2017年2月には、セガの単独表記になります。
2017年の初頭に、セガがレッドから版権を買い上げたのではないでしょうか?
そして、サミーのサクラ大戦パチスロは無事に2017年5月に発売できたと。
2017年5月のセガの中期経営計画で休眠IPのリバイバルをうたっているので、セガとしての経営戦略にも沿った形(サクラ大戦のIP復活)にもなっています。
で、この2014年12月から2016年までのサクラ大戦の展開を見ていると、復活していたショウ/ライブがピタッと止まります。過去の展開を考えれば「ラスト」を謳ったショウをやったほうが(商売的な意味でも、ファンへの区切りとしても)いいと思うのに。
恒例だった、ショウのレコーディングCDも発売されることはありませんでした。
また、以前から開催されているアートフェスを除いてはイベントで「サクラ大戦」という名前を冠にすることを避けているように見えます。
智佐さんのイベントでは「横山智佐の」という言葉が頭につけられています。
Voicefulでは、2014年は「サクラ大戦」を冠にしていたものが、以降は冠にならなくなります。
一方、2017年は「花咲く男たち」にサクラ大戦歌謡ショウよりという言葉が「前」につくようになりました。
この後、開催予定の「巴里の楽屋」ではサクラ大戦が冠に復活しています。
うーん……どうも、オーイズミのレッド子会社化を境にして、セガとレッドの間で、版権がうまくまわらなくなったような気がします。
セガの予算の話だけではなかったのか……
まあ、あくまで私の推測でしかないのですが。
ともあれ、セガの単独著作権化で、今後は状況が改善してくれることを願ってやみません。
« サクラ大戦ショウの危機 | トップページ | 祝・サクラ大戦復活! »
「サクラ大戦」カテゴリの記事
- 新サクラ大戦への期待と不安(2018.04.20)
- 祝・サクラ大戦復活!(2018.04.20)
- ちょっと妙な時系列が見えてくる(2018.02.06)
- また、現場で会おうね(2013.05.09)
- サクラ大戦で広井王子・田中公平コンビでない曲(2012.11.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント