Links

最近のトラックバック

« ゲキテイの新旧歌詞の比較 | トップページ

新サクラ大戦の評価

新サクラ大戦評価(5段階評価)

総合    :4
ストーリー :4
キャラクタ :4.5 
日常システム:4.5
戦闘システム:3.5
太正浪漫  :5

ただし、ストーリーはシリーズ化を前提とした評価であり、単発作品で終わった場合は、3か2.5まで下がる。
以下、詳細評価

■ストーリー:
サクラ大戦伝統の王道、勧善懲悪、ご都合主義と三拍子そろったシナリオ。
最終戦闘で、駆けつける他国華撃団など、ご都合で王道の熱さ!
すみれが支配人である理由など旧作をふまえた展開になっていることも好ましい。
そもそも「天宮さくら大戦」であり「すみれ大戦」であるという構造そのものが、旧作の「真宮寺さくら大戦」であり「米田大戦」であったということを踏襲しているといえる。
旧華撃団の「現状」も示唆され、続編への期待も高まる。

一方で、旧作をリアルタイムでおいかけ、サクラ大戦4の米田EDを見、君よ花よを聞いた身としては、旧華撃団は霊力を使い果たして引退という穏やかな形がよかったのにとも思う(-0.5)。支配人が大神だと強すぎるので、三人娘とか音子ちゃんとかで。

また、ムービー化したことによる限界なのか、ヒロイン選択後も奇跡の鐘の主演が、さくら固定など、さくら以外のヒロインを選んだ場合に、ヒロインへの焦点が甘いというのもあると思う(-0.5)。


■キャラクタ:
発表当初、複数のキャラデザが1つフレームにおさまると違和感があるのではないかと思ったが、プレイしてみるとそんなことはなかった。
各キャラクタもよくたっていたし、いわゆるハーレム要員のような、男性に都合のいいキャラクタにはなっていなかった……と思う。
花組はキャラデザの人の好みなのか、ちょっと乳を強調しすぎというきらいがあるので、そこはマイナス評価(-0.5)


■日常システム
大帝国劇場を、銀座を、3Dで歩ける!
人々が、車が、リアルタイムで動いている!
そして、メインキャラは近づくとこちらに顔を向けたり、呼びかけしたりしてくれる。
いやー、素晴らしい!
同じ人に話かけると、ストーリーがすすんでいたりするんですよね。
そして、帝劇もだんだんと観客が増えてくる。
こう、没入感というか、太正時代に生きている感が盛り上がる!
で、5にならなかった理由は、帝劇以外のマップが360度ではないこと(-0.5)
製作費の都合なのか、納期の都合なのかわかりませんが、これは残念。視線固定で神山を動かしにくいというところも含めて。

■戦闘システム
私はアクションゲームにしたこと自体は高評価です。
旧シリーズのターン制は、難易度がぬるい仕様だし、相手ターンの待ち時間が長いこともあって、特に二週目以降の雑魚戦は作業と化して苦痛でした。
それからすると、アクションのほうが、ずっとプレイしていられる分、マシですね。
ただし、欠点として、どっちに進んだらいいのかがよくわからないのが難点。進行方向に矢印をオーバレイ表示するとか、レーダに地図も出すとかしてくれればいいのに(-0.5)。
あと、戦闘マップが魔幻空間なのも風情がない。旧作のように、現場を反映したマップにしてほしかった。まあ、モデリングの手間とか、許諾(エンディングロールでは、松竹と歌舞伎座の名前が出てきて、許可をとったことがうかがえる。逆に和光の外観が大きく変更されたのは、許諾をとっていないからか?)の問題とかがあるのかもしれないが、風情がなくて残念である(-0.5)。
また、マップ上に登場している味方機すべてと機体を入れ替えられないのも評価が低い。やはり、選択したヒロインをメインに使いたいものである(-0.5)。

■太正浪漫
これよ、これ!
日常システムのところでも触れたけど、太正時代に生きている感はすごく出ていて、素晴らしかった!

■総評
というわけで、私としては評価高めですよ!
ちなみに、歴代のサクラシリーズの(プレイ直後時点での)評価を掲載しておきます。

●サクラ大戦1
 総合    :4
 ストーリー :3.5
 キャラクタ :5
 日常システム:4
 戦闘システム:3

 ストーリーはオチのサタンvsミカエルにポカーンとしたので、評価低め。そこまではほぼ満点なのだが。今だからいうけど、その不満が高じて、A5で350ページほどになる二次創作「新サクラ大戦」を書いたのでした。ボスキャラを日本神話でやり直すという、その一点をモチベにしてキャンペーン全部を書き下ろしたのです。
 戦闘システムは、前述の通り、ぬるいわりに待ち時間が長くて周回する時には閉口したおで、評価低いです。

●サクラ大戦2
 総合    :4.5
 ストーリー :4
 キャラクタ :5
 日常システム:4
 戦闘システム:3

 3を前提とした作品だったこともあって、続編として綺麗にまとめた印象。飛び抜けたところもないが、減点もないという感じ。
 新キャラの2人も魅力的だった。
 戦闘システムはあいかわらず……

●サクラ大戦3
 総合    :5
 ストーリー :4.5
 キャラクタ :5
 日常システム:4
 戦闘システム:3.5

 帝都から離れた新ヒロインで、脂が乗り切った大傑作。
 巴里編はこの一作だけというつもりだったのだろう、ストーリーも綺麗にまとまっていた。言い訳のように帝都花組がゲスト登場するが、それがないほうがよかったのではないかと思っている。
 戦闘システムは雑魚戦のキャンセル機能がついたので、個人的評価が少しあがったw

●サクラ大戦4
 総合    :3.5
 ストーリー :3
 キャラクタ :5
 日常システム:4
 戦闘システム:3

 サターン終了に合わせて急遽作成されたということで、全ヒロイン登場という横のボリュームは最大だが、縦であるストーリー自体は短めで、肩透かし感。ラストのヒロインムービーがなかったのも減点。
 巴里花組がかけつけるシーンと、檄帝終章は恰好よかったのだけれども。
 あ、あとEDの米田大戦は完璧です(それだけに新サクラのストーリーに減点が入るのだけど)。

●サクラ大戦V
 総合    :3.5
 ストーリー :3
 キャラクタ :4
 日常システム:4
 戦闘システム:3

 舞台を一新してのV。
 ストーリーとしては、メインヒロインのジェミニがなかなか華撃団に入ってこないというのと、主人公への感情移入(おじさんに女装の似合う少年はなかなかw)のしにくさ、それに紐育でなんで信長?&ボリューム不足(のちにOVAで補完されたが)で評価低め。


« ゲキテイの新旧歌詞の比較 | トップページ

新サクラ大戦」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
無料ブログはココログ